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2014年6月16日月曜日

火災保険 貸主、借主どちらが入らなければいけないの?

オーナー様、入居者様両方から、良くこんな質問がきます。

「入居者様が火災保険にはいってるのなら、オーナーの私は保険に入らなくてもいいよね。」
「オーナー様が火災保険に入っているなら、入居者の私が保険に入る必要はないよね。」

お気持ちは判るのですが、保険に加入する意味を考えるなら両方入った方がいいです。

そのそも何故、保険に加入する必要があるのか?
これを考えると答えが出てきます。

まず、オーナー様の保険はリスクヘッジです。
火災、雪害等、予測しない出来事でアパートが壊れたときに備える保険です。

次に入居者様が何故、火災保険に加入する必要があるのか?
という事ですが、一つ例をあげます。

入居者様が2Fに住んでいました。
洗面化粧台の水を出しっぱなしで出かけてしまい、水があふれて自分の部屋だけなら
まだしも階下の方の部屋まで濡らしてしまい、階下の方の家電製品を水濡れで壊してしまい
ました。

そうなった場合、2Fの入居者様は悪気はなかったのですが加害者になってしまったので
被害者(階下の入居者)に壊した家電製品の損害を弁償しなければなりません。
その場合、入居者様加入の保険 個人賠償が使用できます。

弁償費用が保険から出るのです。

また、濡らしたとき建物本体も壊してしまったとなると 建物本体はオーナー様の財産なので
オーナー様にも弁償しなければならないのですが、それも入居者様加入の保険 借家人賠償保険
で補填されます。

自動車保険をイメージすると判りやすいかもしれません。
自動車を普通に運転して悪気はなくても事故をおこして加害者になってしまう。
そんなケースもあるでしょう。
そのような時に備えて自動車保険に加入しますが、入居者様用保険も同様です。
普通に暮らしていたのですが、ちょっとした不注意で加害者になってしまう事があります。

そんな時に、備えるのが入居者様用の保険になります。

まとめると
オーナー様が加入する保険は不意の火災、雪害等のリスクに備える保険。
入居者用の保険は、万が一加害者になってしまった場合の損害賠償に備える保険。
という事になります。

保険の目的が違うのでオーナー様、入居者様 両方加入する必要があります。

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