ページ

2014年4月25日金曜日

地域生活移行の問題点 ~賃貸第一線から~

障害者の地域移行という事業があります。

簡単に言えば障害をもった方への対応を入院医療から地域生活中心に変えようという事業です。
事業とすればいい事だと思います。


当社も各医療、福祉法人関係者の方からご相談を受けて、ささやかながらご協力させてもらっています。


ただ、やはり問題があります。
障害をもった方に対する地域理解がまだまだ不足しており、協力していただけるオーナー様が限られており、アパート数が足りません。

数少ないアパートに入っていただく事になるので、どうしても同じ物件に入居していただく事が多くなります。

障害を持った方の中にはまだ地域移行は早いのではないか?
そういった方も現実問題としていらっしゃいます。

そういった方が入居された場合、まだ、症状が安定してない為に、救急車を頻繁に呼ぶなど
周囲に依存する行動をとられるケースがままあります。

そうすると同じアパートの他の部屋に入居者されている障害をもった方で、せっかく症状が
治まった方が、今度、不眠症に陥るなど症状が悪化してしまうケースが出てしまいます。

現況を考えるに、地域移行させても良い状態、悪い状態の判断が的確にされてないように
思われます。

障害者の地域移行事業という素晴らしい事業が、的確な地域移行の可否の判断がなされない為に地域住民からトラブルを引き起こすと反発され地域理解から程遠い結果となり、事業という形はあっても、現実問題として実現不能な状態になってしまう。

このままであれば、そういう事も十分、考えられます。

この事業を守るためには、現状では我々、不動産会社が的確な入居審査をして、地域移行の可否の判断するしかないのかもしれません。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
弘前の賃貸物件物件に関するお問合せは
弘前賃貸プラザへ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 
にほんブログ村 住まいブログ 土地・不動産へ
にほんブログ村